買い物依存症の「その後」のむずかしさ


買い物依存症の結末

買い物依存症は、その弊害として借金を抱えることになるわけですが、どこからも借入できなくなってくると、その後、盗みや万引きに手を出す者も出てきます。

 

 

しかし、盗みや万引きをはたらくようになる者の割合は、それほど多くはありません。それより、買い物依存症を続けると、その結末は借金漬けになって、揚げ句の果てに、破産や生活保護に頼らざるを得ない暮らしをすることになります。

 

 

ここでは、買い物依存症の行く末について、簡単にまとめてみたいと思います。

 

 

買い物依存症になる人は借金問題を抱えている

 

買い物依存症を治すには、その症状の治癒のほかに借金問題の解決ということが、どうしてもつき纏います。

 

 

この病気を簡単に説明すると、買い物依存症とは、手持ちの資金に関係なく買い物を続けることで、生来抱えている不全感や孤独感を癒す行為です。ただし、その行為の代償として、かならず借金に手を染め始めます。お金を借りること自体は、悪くはないのですが、それは返済に困らない範囲での話です。買い物依存の人にその分別があるとは言えません。

 

 

その後、借金することがあたり前のようになってきて、かならず破綻します。買い物依存症の方が、自分のしている行為が病気と気づくのは、ほとんどが、借金で首が回らなくなってからのことです。

 

 

買い物依存症の「その後」に来る第一順目にあげられるのは、借金問題なのです。

 

 

借金問題は解決できても収入の範囲で生活するのが難しい

 

買い物依存症の治癒ももちろん大事なのですが、借金は早くに解決するべき問題です。

 

 

借金の解決は、基本的に弁護士など、法律の専門家に力を借りて、法的に処理したほうがベターです。自力での解決ができれば、それに越したことはないですが、依存症の治療に時間をあてたほうが、総合的な解決につながります。

 

 

ただ、第二順目に来る問題があって、それが今まで自由にできた買い物ができなくなると言う問題です。借金の整理の仕方にもよりますが、パンクしかけたクレジットカードは、借金整理後、数年間は使えなくなります。つまり、仕事で得た現金収入の範囲でしか買い物ができなくなるわけです。

 

 

もちろん収入のほとんどを買い物に使っていたら、簡単に破綻してしまいます。したがって、収入の範囲で生活し、当然ながら生活に必要に応じて買い物をしなければならないわけです。まさにあたり前の生活ですが、その生活を送れる有り難さをもう一度体験しなおすことが、依存症患者には必要なのです。

 

 

買い物依存症と生活保護

 

生活を衝動的・強迫観念的なものから、質素に過ごすことを求められる買い物依存症のその後ですが、依存症患者のなかには治療期間の中で仕事を失い(あるいは離婚して)、生活保護を受給しなければやっていけない状態に陥る方もいます。

 

 

生活保護を受給するには、まず住むところも制限される地域もあります。また臨時収入も随時申告しなければならないなど、もらうものは確かにあるのですが、細かなところまで制限がかかるため、決してらくな状況とは言いにくい面があるのです。

 

 

このように、買い物依存症は浪費癖が高じて破綻したわけではなく、病気によって破綻することになるのですが、大元の問題に借金が絡むため、きちんと復帰できるまでに時間も相当かかると言われています。

もしかして借金で困っていませんか?

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